TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup

ヤリスカップ開幕戦

去る6月5日に静岡県にある富士スピードウエイで開催された『TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup』シリーズの開幕戦に参戦致しました。

本年度から始まる新シリーズに全国から91台ものエントリーがあり各メディアが取材に訪れるなど非常に注目されたレースとなりました。

我々Smaile Cars Racing Teamも6月3日(木曜日)よりサーキット入りし精力的にマシンのセッティングとテストを重ね上位入賞を狙うべく準備を致しました。

6月3日

【フリー走行】

午前9時から始まったフリー走行で1本目はドライバーの慣熟及びマシンのチェックを行いました。

2本目以降は翌日の天候が雨の予報の為17時の最終走行までに5本の走行を行いトップチームのタイムからおよそ1秒遅れ以内までに車を仕上げる事が出来ました。

6月4日

【公式練習】

朝から大雨警報が出るなか公式練習が始まりました。翌日は晴れの予報ですが予選が行われる午前8時40分頃はまだ路面がウェットの可能性もあるため念の為ウェットのセッティングも試す事にしました。コース内各所に水が溜まる中での走行にはなりましたがドライバーが感触を掴み良いデーターを取ることが出来ました。午後からのYaris Cup占有走行では無理せずコース上を流す程度の走行で2周を走ったところで雨足が強まりコース上は多くの川状の水が流れるようになりクラッシュする車両が多数出て赤旗中断、その後コースがクリアになり最終チェックに出た我々のマシンがダンロップコーナーにてスピンしガードレールに衝突してフロントを損傷しピットにも戻ってきました。その後も何台かのマシンも同じコーナーでクラッシュが発生し占有走行が終了しました。

ピット内ではマシンの修復を行い最終的には横浜のガレージにマシンを運び込み修理をする事となりました。

6月5日

【予選・決勝】

前日損傷したマシンは朝までには完全に修復されサーキットに戻ってきました。

天候は早朝から霧雨が降り路面は濡れていますが予選が行われる8時40分頃には少しずつ晴れ間が見えてきて先に行われたインタープロトの予選で路面状況も幾分改善はしてきたもののウェットとドライが入り混じる難しいコンデションとなりました。我々のチームはA組に入っている為に予選中に路面コンデションが変化するためとても作戦的には難しくなってしまいました。

A組、B組合わせて91台中54台までが予選通過となる予選に臨みます。

8時40分、15分間の予選がスタートしましたドライバーの長谷部選手は徐々にペースを上げ残り3分の段階で15番手のタイムをマークし予選通過確実かと思われましたが残り1周で路面が急激に改善しラストアタックを試みました。しかし前走車に引っかかりペースを上げる事が出来ず100分の3秒差のA組29位で予選通過を逃しました。

わずか1秒の中に17台がひしめく高レベルな戦いでチャンピオン経験者も予選落ちするなどとても厳しい戦いでした。これにより翌日のレースでは予選落ちした33台によるコンソレーションレースに出走する事となりました。

【決勝・コンソレーションレース】

予選55位以下の32台にグリットが与えられ4周のレースが行われます。

#35号車の長谷部選手は8番グリットから表彰台を目指します。

午前11時シグナルがレッドアウトし一斉にスタートしました1周目が終わり順位を2つ上げて6位でコントロールラインを通過し先行車を追います。先行するドライバーも歴戦の経歴をもつベテランですのでそう簡単には抜くことはできません。しかし長谷部選手は必死に食らいつき3周目5位に上がり最終ラップに突入します、ここで1コーナーの飛び込みで4位に上がり表彰台へあと1台と迫りましたがわずか及ばず4位でレースを終えました。このレースではレース中の最速であるファステストラップを記録し速さを証明することも出来ました。

レース結果 第4位(出走32台)Total Time 9’27.028  Best Time 2’19.305 (ファステストラップ記録)  

【まとめ】

この度はジュニアチームより昇格した長谷部選手を起用しYaris Cup開幕戦に臨みましたが昨年まで20年間に渡り開催されてきたVitzレースの強者達が挙ってYarisに乗り換えとても高レベルな戦いの場になりました。そこにまだデビューしたばかりの長谷部選手は見事な戦いを演じてくれたと思います。まだまだ経験の無さでのクラッシュや予選でのクリアラップの取り方など課題はありますが速さも証明できたと思っています。次戦の仙台S U G O戦に向けてさらにレベルを上げていきたいと考えていますので引き続き応援をよろしくお願い致します。